SDGsってよく耳にするけれど、なんだろう? SDGsとは「持続可能な開発目標」の略称です。「持続可能」って「長く続けていける」ってことだけど、実は難しくて、深~い。これから始まるこの連載で、写真やグラフ、絵などを「読み」ながら、みなさんといっしょに考えていきたいと思います。
「このまま」で進んでしまうと......
撮影・進藤健太
ここは、神奈川県の逗子海岸。レオさんは、この春に中学1年生になります。現在の身長は145センチ、この写真で海面は足元から21センチのところです。
このまま温暖化が進むと、例えば80年後、レオさんが90歳になるころに、海面がどのくらいまで上昇してしまうと思いますか? うーん。かたぐらい......でしょうか? ええ、最悪の場合は。そして、最良の場合でも、その半分程度になると推定されています。「このまま」進んではたいへんなことになってしまいそうです。
100年後のために、今、あなたができることはなんでしょう? それを見つけるために、SDGsの「持続可能」について考えてみませんか。
過去および将来の世界平均の海面水位変化
*「IPCC 海洋・雪氷圏特別報告書」(2019年)をもとに作成
SDGs は「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。2015年9月の国連サミットで採択され、持続可能な世界を実現するために2030年までの15年間で達成することを掲げた国際目標です。社会や経済、地球環境についての17の目標と169のターゲットから構成されており、地球上の誰一人として取り残さないことを誓っています。
レオさんのプロフィール
名前
レオさん(小学6年生・12歳)
好きなこと
おでかけ、おしゃべり、映画を見ること。
好きな教科
総合
どんな人になりたい?
日常生活であたりまえのこととして地球にやさしい生活ができる人になりたい。
地球のためにふだんやっていること
・食器洗いのとき、環境に配慮された洗剤を使い、こまめに水を止める
・ゴミを見つけたらできるだけ拾う
・給食を残さない
・マイボトルをいつも持ち歩く
・ストローを使わない
・マイバッグを使う
・生ゴミは庭の土にうめる、など、ふだんの生活の中で自分でできることをしています。